LINE公式アカウントを使った食品の販促、マーケティング!食品業界の事例もご紹介

公開日:2022年5月9日 最終更新日:2022年5月17日

LINE公式アカウントを活用し、マーケティングや販促を行う企業が増えてきました。今やLINEの利用者は8,000万人を超え、老若男女問わず活用されるSNSとなっています。
特にLINEは連絡に特化しているため、都会にある大企業だけでなく、地方の中小企業にもチャンスがあります。最近は、広告やクーポン配布によって売上を伸ばす食品企業の事例も増えてきました。
今回はLINE公式アカウントの特徴や集客方法、活用事例を紹介します。食品メーカーだけでなく、小売業や飲食店にも参考になる事例を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

LINEとは?いま最も影響力のある集客媒体

LINEは日本で最も影響力のあるSNSに成長しています。
LINEとは、無料でメッセージのやり取りや音声通話、ビデオ電話ができるアプリケーションです。最近はニュースやウォレット、ショッピングなど、さまざまな機能が追加されています。
そしてLINEの国内における月間ユーザー数は8,000万人超え。人口の約70%をカバーしている計算です。連絡ツールとしての役割が強く、毎日利用するユーザーが多いのも特徴です。
年齢も幅広く、特に40~50代のユーザーは全体の半分以上を占めています。そのため中高年層が多い地方でも、高い影響力を持ったSNSといえます。

 

LINE上で行える集客方法・マーケティング施策

LINEはマーケティングツールとしても優秀です。
国内最大のユーザー数を持つSNSを活用しない手はありません。そこで、LINEを使った集客方法やマーケティング施策を紹介します。

 

LINE公式アカウント運用

■画像引用元:【公式】LINE公式アカウント|LINE for Business(https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/)

LINE公式アカウントとは、企業や店舗がアカウントを持ち、ユーザーとコミュニケーションが取れるサービスです。
誰でも無料でアカウントを開設でき、すぐに運用できるのがメリット。アカウントを開設後は、ユーザーに友だち登録をしてもらい、メッセージを届けます。
LINE公式アカウントの基本的な機能は以下の通りです。

  • ・メッセージ配信
  • ・LINEチャット
  • ・応答メッセージ
  • ・リッチメッセージ
  • ・リッチメニュー
  • ・LINE VOOM
  • ・ショップカード
  • ・クーポン

友だちと気軽にコミュニケーションが取れるため、お客様とのつながりを大切にする地方企業と相性が良いといえます。
また友だちを増やすには、IDやQRコードを印刷して店頭に張り出したり、スタッフが声かけをしたりして、コツコツ活動することが大切。
ポイントは「登録したらお得になる」という気持ちにさせることです。友だち登録後に「クーポン配布」「トッピング1品無料」などのアクションがあれば、友だち登録されやすくなります。
今の時代、企業や店舗のLINE公式アカウントの運用は必須です。中小企業や個人店での運用も当たり前になっているため、早めのアカウント開設を検討してみてはいかがでしょうか。

 

LINE広告の配信

■画像引用元:LINE広告を1日1,000円から!SNS広告ならLINE(https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/campaign-lp/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=kwm_lap_BirthdayCP_search&gclid=CjwKCAjwur-SBhB6EiwA5sKtjonauq_elb7hHhW4EVXAiALw3fIwY7jxWrJ7bGAAzax_dZEkOjGBoxoCUwYQAvD_BwE)

LINE広告とは、LINEユーザーに向けて広告を配信できる機能です。8,000万人以上が利用しているため、幅広いアプローチを展開できます。
LINE広告では性別や年齢、地域だけでなく、興味や関心、行動、属性などユーザーを細かく絞り込んで配信できるのがメリットです。
住んでいる地域や年齢を指定できるため、地方のお客様をターゲットに広告を打つこともできます。
配信先は、トークリストやLINE NEWS、LINEマンガ、LINEクーポンなど、複数の中から選べます。
例えば主婦層をターゲットにするなら、LINEチラシ上に店舗のお得情報を配信すると効果的です。
このように、LINE広告を打ち出して集客につなげる事例も増えています。

LINEプロモーションスタンプの活用

■画像引用元:【公式】LINEプロモーションスタンプ|LINE for Business(https://www.linebiz.com/jp/service/line-promotion-sticker/)

LINEプロモーションスタンプとは、企業が広告費を提供し、ユーザーに無料または条件付きで提供しているスタンプです。普段のメッセージで利用されるスタンプを「使われる広告」として配信できます。
例えば、店舗のマスコットキャラクターをスタンプにすれば、ユーザーが勝手に宣伝してくれる仕組みです。
また自社のキャラクターがいない場合でも、タイアップできるクリエイターを起用し、制作を代行してくれるプランもあります。
LINEプロモーションスタンプは、キャラクターを活用して販促を行いたい人におすすめの機能です。

LINEチラシの配信

■画像引用元:【公式】LINEチラシ|LINE for Business(https://www.linebiz.com/jp/service/line-flyer/)

LINEチラシとは、ユーザーに向けてデジタルチラシを配信する機能です。
地域と年齢を指定すれば、最適なターゲットにチラシを配信できます。ユーザーのエリア情報に基づいて近隣の店舗を優先表示してくれるため、より地域に密着したチラシを配信できるのがメリットです。
LINEを通じて地域の人に情報を配信すれば、来店や購入のきっかけになります。また店舗ページをお気に入り登録すると自動的に友だち追加されます。すると継続的な接点が生まれ、ユーザーの囲い込みにも有効です。

 

中小企業がLINEで集客を成功させるポイント

LINE公式アカウントでの集客にはポイントがあります。
闇雲にLINEでメッセージ配信したり、広告を打ち出したりしても意味がありません。
そこで中小企業がLINEで集客するコツをまとめて紹介します。

 

ターゲットを明確にする

まずはターゲットを明確にします。ここが絞れていないと広告費がかさんだり、高い反応を得られなかったりするからです。
LINE公式アカウントでは、ユーザーの属性を絞って配信ができます。

  • ・年代
  • ・性別
  • ・居住エリア(都道府県)
  • ・利用しているOS(Android、iOSなど)
  • ・友だち追加されてからの日数

例えば、「40代」「女性」「青森県」に絞って広告を打ち出すことも可能です。
まずはターゲットとなる人の属性を決めて、LINE公式アカウントの運用を始めてみてください。

 

LINEの友だちを効率的に増やす

どんなに有益な情報であっても、LINEの友だちが少なければ意味がありません。
だからこそ、LINE公式アカウントの友だち数を積極的に増やすことが大切です。
友だちを増やす方法としては、

  • ・チラシやPOPの活用
  • ・ホームページやSNSで宣伝
  • ・友だち追加キャンペーンの実施

などがあります。
例えば、スーパーマーケットのチラシにLINE登録のQRコードを添付しておけば、気軽に友だち追加してもらえます。また「会計から100円OFF」「卵1パックプレゼント」など、友だち登録に対しての特典をつけておくと、登録率もアップするはずです。

LINEクーポンの活用

■画像引用元:LINEクーポン|LINE for Business(https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/line-coupon/)

LINE公式アカウントのクーポン機能では「電子クーポン」を発行できます。
電子クーポンは、店舗でクーポン画面を提示し特典を受け取れる仕組みです。
クーポンはユーザーにお得感を与えられるのがメリットです。来店きっかけにもつながり、ユーザーと良好な関係が築けます。
またクーポンは、友だちからのブロック回避にも効果的です。クーポンを定期配信しておけば、友だちを続けるメリットを感じてもらえます。
特にスーパーマーケットや飲食店など、店舗ビジネスを行っている人におすすめです。


このようにLINE公式アカウントは、中小企業に欠かせないツールとなっています。
誰でも気軽に始められますので、まずは無料でアカウントを作成してみてはいかがでしょうか。

 

LINE公式アカウントを活用した販促・マーケティング事例

LINE公式アカウントを活用した成功事例にはどんなものがあるのでしょうか。
そこで、LINEを使った販促やマーケティング事例をいくつか紹介します。

 

長沼精肉店(小売店)

■画像引用元:長沼精肉店Official Website(https://naganuma029.com/)

埼玉県加須市にある長沼精肉店は、地域に密着した精肉店です。無添加の精肉を使用したメニューにこだわり、店舗だけでなく、ECサイトを通じて全国のユーザーから注文を受けています。
長沼精肉店では、LINE公式アカウントのショップカードを活用し、友だち追加を促しました。「1,000円以上のお買い上げで1ポイント」「5ポイント貯まったら1,000円以上のお会計から300円OFF」というクーポンを発行。
すると友だち追加だけでなく、「あと100円で1ポイント貯まるから他の商品も買おう」と客単価向上にも役立ったのです。
またテイクアウトの丼物を販売する際は、配信地域を絞ってメッセージを配信しています。100杯限定の予約が10分で埋まった事例もあり、LINE公式アカウントの運用で大きな成果を上げました。
このように街の小さな精肉店であっても、LINE公式アカウントの運用によって売上をアップできるのです。

(引用元:LINE for Business

 

白瀧酒造株式会社(酒造メーカー)

■画像引用元:白瀧酒造 株式会社|日本酒・お取り寄せ(https://www.jozen.co.jp/top/)

白瀧酒造株式会社は、新潟県南魚沼郡湯沢町にある酒造メーカーです。日本酒の「上善如水(じょうぜんみずのごとし)」は全国で販売され、高い評価を得ています。
同社では試飲会や酒蔵見学などオフラインだけでなく、接点を維持するためにLINE公式アカウントの運用に踏み出しました。
通販サイトの販促目的のメッセージ配信では、リッチメニューを活用し「冬のギフト特集」「父の日ギフト」など、イベントに合わせてクリエイティブを変更し、ユーザーの興味を引いています。
特に成果を上げたのが「上善如水リニューアルキャンペーン」。特設サイトで特定のキーワードを配布し、ユーザーがLINEのチャットでそのキーワードを送信すると、キャンペーンに応募できるというものです。
すると初日だけで800人以上の応募があり、期間中に2,600人を超える友だち追加がありました。
このように、キャンペーンを活用して友だちを増やす運用方法もおすすめです。

(引用元:LINE for Business

 

鮮国市場(スーパーマーケット)

鮮国市場は福島県に密着したスーパーマーケットです。水産卸売会社が経営しており、新鮮な魚介類や精肉が安いと評判です。
同社では、友だち登録の特典として「たまご1パック プレゼントクーポン」を配布。店舗の入り口にQRコード付きのPOPを貼ったり、毎週配布しているチラシに掲載したりして、友だち登録を促しました。
特に店舗に貼ったPOPからの登録が多く、約200人の友だちを獲得できたそうです。また地域に密着したスーパーなので、お客様側からブロックする理由もなく、ブロック率も3%程度に収まっています。
しかも同社が使用しているのは、LINE公式アカウントのフリープラン(無料)。これは地域に密着し、友だちが少ないからこそできる戦略です。
このように無料ですぐに始めらえるのがLINE公式アカウントのメリットです。

(引用元:ハタフル

 

LINEを活用した販促を始めよう

中小企業におけるLINE公式アカウントの活用は必須といえます。
新型コロナウイルスの影響により、お客様との関係構築が難しくなってきました。だからこそLINE公式アカウントを活用し、オンライン上でつながる必要があるのです。
特に地方で店舗運営をしている場合、地域の人と接点を持って来店を促さなければなりません。LINE公式アカウントは、その役割を果たしてくれます。


ショクビズを運営する丸信では、LINE公式アカウントの運用サポートを行っています。
アカウントの作成から運用サポートを行い、さまざまな料金プランから最適な内容を選べます。
また食品業界に特化したノウハウもありますので、食に関わる全ての事業者におすすめです。

▼丸信のLINEアカウント運用サポートについて詳しくはこちら

▼ショクビズへの問い合わせはこちら
https://shokubiz.com/contact/

 

ぜひLINE公式アカウントを活用して、自社の商品やサービスの売上をアップしましょう。

 

 

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