商品数が少なくても通販が始められる! LINEギフトとメルカリShopsとは? 出品の仕⽅とメリットを解説!

コロナをきっかけにリアル販売での売り上げが伸び悩み、「ネット通販を始めたい」「ECサイトを持ちたい」と考え始めた中⼩企業の⾷品メーカーさんは少なくないと思います。
しかし、⾃社ECサイトの開発や⼤⼿ECモールへの出品には初期費⽤や⼿間が⼤きくかかり、実店舗販売や卸売を本業とする⾷品メーカーさんにとっては導⼊コストが割に合わないこともしばしば。
そんな「まずは少ない商品数でお試しでネット通販を始めてみたい」と思っている中⼩企業さんにぜひお勧めしたいのが、商品数が少なくても通販が気軽に始められる「LINEギフト」と「メルカリShops」です。
ここでは、実際に出品した体験や使⽤感も含めて、LINEギフト、メルカリShopsそれぞれの特徴と、出品の仕⽅、メリット、注意点について紹介したいと思います。
LINEギフトとメルカリShopsの特徴と⽐較
LINEギフトとは

※画像引用元:LINEギフト(http://gift.line.me/about)
LINEギフトとは、LINEでつながっている友だちにギフトをプレゼントできるサービスです。
2015年4⽉からサービス開始されています。(もう11年も経つんですね!)
近くのお店で商品を受け取ってもらう”eギフト”と、⾃宅に商品が届く”配送ギフト”の2種類があります。
“eギフト”では、スタバで使えるギフト券やコンビニでコーヒーやスイーツが買えるギフト券が⼈気を博しています。
また、誕⽣⽇プレゼントやシーズナルギフトに⼿軽に使う⼈も多いようです。
なぜLINEギフトが注⽬されているか
LINEギフトは、住所を知らなくてもオンラインで相⼿にギフトを送れる”ソーシャルギフト”の1つ。
いくつかあるソーシャルギフトサービスの中でも、LINEギフト最⼤のメリットは、LINEでつながってさえいれば住所や本名すら知らなくても、LINEアプリ上から⼿軽にギフトを贈れるということ!
2026年6⽉時点でのLINEアプリの利⽤率は、全世代で92.9%にも上ります!(総務省『令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査』による)
今や、LINEギフトを使ったことのある累計ユーザー数は約3,500万⼈を超えており、LINEユーザーの約5人に1人が利用していることになります。(2024年7⽉時点、LINE社による)
まさにLINEギフトは、ユーザー数がうなぎ登りに増えており、今後も市場拡⼤し続ける、今注⽬のオンライン通販サービスと⾔えるでしょう!
メルカリshopsとは

※画像引用元:メルカリshops(https://onl.sc/9imYTJQ)
メルカリShopsとは、「メルカリ」アプリ内にネットショップを出店できるサービスです。
2021年10⽉からサービスが開始されている、⽐較的新しい通販サービスです。
スマホがあれば出店〜販売まで⼀括管理ができ、⼿軽に始められるのが特徴。(※PCでも操作可能です)
パソコンが苦⼿な⽅もスマホで直感的に操作ができます。
個⼈・法⼈問わず利⽤可能で、主に個⼈や個⼈事業主、⼩規模な企業など法⼈の⽅が利⽤しています。
「メルカリ」アプリには⽉間2,300万⼈以上のユーザーがいるため、集客のしやすさも特徴。
開設⽅法・商品登録の⽅法も複雑でないので、ネットショップ初⼼者の⽅も簡単に始められます。
馴染みのある「メルカリ」はフリマアプリであるのに対し、「メルカリShops」はネットショップです。
その違いに注⽬して、メルカリShopsの特徴を以下にまとめます。
- ・メルカリShops専⽤のアカウントを開設できる
- ・まとめて販売ができる
- ・在庫管理ができる
- ・メルカリは法⼈として出品できないが、メルカリShopsは法⼈で登録できる
- ・1つのアカウントを複数⼈で管理できる
- ・「値下げ交渉」ができない
- ・「メルカリ」は個⼈の不⽤品販売が主な⽬的だが、「メルカリShops」は企業として出品する⼈も多い
LINEギフトとメルカリShopsの⽐較
| 販売手数料 | 仕組み | 商品種類 | 集客力 | |
| LINEギフト | 非公開 | メッセージアプリ“LINE”で送れる ソーシャルギフト |
ギフト商品がメイン。 ⾷品、コスメ、雑貨、家電、キッチン⽤品etc. シーズナルイベントギフトも充実 |
LINEギフト累計ユーザー数は約3,500万⼈ |
| メルカリShops | 販売⼿数料:商品価格の10%、売上⾦振込⼿数料:200円 | フリマアプリ「メルカリ」にショップとして出品 | ⾷品、アパレル、本、家具、家電、雑貨etc. 訳あり値引き商品が⼈気 |
「メルカリ」ユーザーは⽉間2,300万⼈以上 |
どちらもユーザー数の多いいわゆる”ECモール”上に出品する形になるので、集客活動をしなくても、多くのお客様に商品を⾒てもらえます。商品を認知してくれるお客様が増える⼀⽅で、「買ってくれたお客様」=「⾃社ショップのお客様(お店のファン)」とはなりにくい点は念頭においておきましょう。
LINEギフトの販売⼿数料は⾮公開です。個別に設定されている可能性がありますが、参考までに弊社では10%強となっています。
LINEギフトで出品する


※画像引用元:スマホ版LINEギフト
LINEギフトに出品するメリット
-
- ・売上UPにつながる
- ・新規顧客が獲得できる
- ・ソーシャルギフトを⼿軽に始められる
- ・商品の宣伝効果がある
- ・LINE社から興味を持たれれば、特集に商品が掲載され⼀気にバズる可能性も!
LINEギフトへの出品の仕⽅
①出店希望の提案(=パートナーシップの提案)
LINEギフトに対して”出店希望の提案”(=パートナーシップの提案)を⾏います。提案⽤フォームから「提案の背景」「提案の詳細」「パートナーシップにより期待されるメリット」などを記載し、申請する必要があります。
また
| パートナーシップで期待される結果を中⼼に提案内容を詳細に記⼊してください。弊社との会合なしに提案 内容を⼗分に理解することが難しいと判断された場合は、提案が却下される可能性があります。 |
とあるように、LINE社にとってわかりやすく魅⼒的な提案でないと審査が通らない様⼦です。
以上からの推測になりますが、LINEギフト出品希望者が多い中で、厳しい審査を通ったお店のみがLINEギフトへの出店を認められているものと思われます。
(パートナーシップの提案⽤フォーム)https://partners.line.me/view/ja/becomePartner
②「Yahoo!ショッピング」からLINEギフトへ出店・出品する
「Yahoo!ショッピング」に登録している商品は、ストアクリエイターPro上で一括管理しながら、LINEギフトへ連携して販売することが可能です。
ただし、LINEギフトへの出店はすべてのストアが自由に申し込めるわけではなく、LINEヤフー側の基準を満たしたストアに対してのみ「ストアクリエイターPro」経由で申し込み用のフォームが案内されます。
案内を受けるための利用基準は非公開のため、LINEギフトへの出店を希望する場合は一度ヘルプデスクや担当営業に確認してみると良いでしょう。
①パートナーシップの提案、②「Yahoo!ショッピング」からの出品、どちらがハードルが⾼いかは未知数ですが、いずれにしても、急速に市場規模を拡⼤しているLINEギフトに挑戦する価値はありそうですね!!
LINEギフトへ出品する際の注意点
- ・⼿数料が⾮公開であり、⾼いとの評判も。
- ・お取り寄せ・受注⽣産商品などで、14⽇以内の配送が難しい商品は出品を控える。14⽇以内に発送ができない場合、出品者にペナルティが課せられます。
- ・⼀般的なECと異なり、ギフトの受け取り主の個⼈情報(住所)を購⼊者に教えることはNGなので、くれぐれも注意してください!
- ・出品できない商品(https://help2.line.me/LINEgift_BS_Regulation/web/categoryId/200000474/3/pc?lang=ja&contentId=100000018)
実際に出品した実体験・使⽤感は
- ・シンプルな操作画⾯で、初⼼者の⽅にわかりやすいと思います!ただ、商品ページを細かくカスタマイズしたい⼈にとっては少し機能⾯で物⾜りなさを感じるかも。(商品情報の書き換えで⼀部csvではないと操作できない箇所も)
- ・お問い合わせがトーク画⾯に統⼀してあり、わかりやすい!購⼊者とも注⽂者ともLINEトークで話ができるため、⼀般的なメールでのやり取りに⽐べてレスポンス率が⾼く、やり取りがスムーズ!
- ・ある⽇突然商品がバズることもあったので、商品を安定して供給できると安⼼です!
- ・⼤⼿ECモールのように、おまとめ買いやショップ回遊はあまり期待できません。
- ・LINEギフトは、キラリと光る単品での出品に向いています!
メルカリShopsで出品する

※画像引用元:メルカリ(http://jp.mercari.com/)
メルカリShopsに出品するメリット
- ・初期費⽤や固定費がかからない=商品が売れるまで費⽤が発⽣しない
- ・売上UPにつながる
- ・新規顧客が獲得できる
- ・商品の宣伝効果がある
- ・クーポン・割引・タイムセールの設定や、特集へのエントリーで販促活動ができる
メルカリShopsへの出品の仕⽅
ここでは法⼈の場合についてご紹介します。
1. 「メルカリ」アプリをインストール(PCの場合はWeb版メルカリShopsが使える。)
※注⽂内容のCSVダウンロードや売上明細ダウンロードなど、PC限定の機能もある。
2. 必要事項を⼊⼒し、審査に申し込む
3. 法⼈番号や従業員数、登録簿の代表者情報などの⼊⼒
4. 審査に通過したメールが届いて出店完了(※申し込みから即⽇〜3営業⽇以内にメールで届く)
メルカリShopsの出品する際の注意点
1. 販売⼿数料と振込⼿数料がかかる(※販売⼿数料:商品価格の10%、売上⾦を銀⾏⼝座に振り込む振込⼿数料:200円)
2. メルカリと違い、中古品を売る時は「古物商許可」という許認可証が必要になる
3. 匿名では販売できない
4. 販売する商品によっては資格・許可が必要になる
| 【メルカリShopsで資格・許可が必要になる商品例】
・⾃家製の⾷品:⾷品衛⽣法に基づく営業許可など |
引用:https://jp-news.mercari.com/contents/7782
5. 販売を禁⽌されている商品がある
| 【メルカリShopsで販売が禁⽌されている商品】
・法令に違反するもの、またはそのおそれがあるもの、あるいは法令への違反を助⻑するおそれのあるもの 違反していることが判明した場合は、取引のキャンセルや商品削除だけでなく、利⽤制限などを⾏わせていただく可能性があります |
引⽤:https://jp-news.mercari.com/contents/7782
実際に出品した実体験・使⽤感は
- ・メルカリユーザーの多くは中古品を探している倹約家だからか、訳あり商品がめっちゃ売れた!!
- ・メルカリShopsは初期費⽤がなく、1商品から出せるのですぐ始められる!
- ・他のECやリアル店舗などで売っていた⾷品で、消費期限が短くなったものなどが売りやすい!!⼀般的に、ネット通販だと消費期限が3ヶ⽉以上ないとNGだが、メルカリShopsなら消費期限直前まで(了承いただいた上で)売れるのはメリット!
LINEギフトとメルカリShopsそれぞれに向いている企業は
LINEギフトに向いている企業
▼ギフト商品を出品できる企業
LINEギフトは⾃家需要ではなく、誰かにプレゼントするときに利⽤するユーザーが多いです。このためギフト⽤商品を出品したい⽅におすすめです。
▼“映える”商品・おしゃれな商品を出品できる企業
LINEギフトでは商品ページのつくりがシンプルなため、1枚画像でパッと⾒て”映える”商品がヒットしやすいです。
またギフト利⽤する⼈が多いので、⾒た⽬にもこだわった商品の出品がおすすめです。
▼Yahoo!ショッピングまたはPayPayモールに出品している企業
LINEギフトは、Yahoo!ショッピング・PayPayモールと連携しており、商品登録や在庫管理などの⼿間が最低限に抑えられます。LINE社の発表でも、まずはYahoo!ショッピング出品者にLINEギフト出品を促すとされており、Yahoo!ショッピング・PayPayモールですでに販売されている企業はLINEギフトへの出品が⽐較的簡単にできると思われます。
メルカリShopsに向いている企業
▼訳ありお値引き商品が出品できる企業
メルカリアプリが元々中古品フリマアプリであることから、完璧でなくてもお得に安く買えることにメリットを感じるお客さんが多いです。このためメルカリShopsでもいわゆる「訳あり商品」はヒットしやすいカテゴリーになります。
▼スマホで販売管理を完結させたい企業
多くのECシステムはパソコン操作が基本です。⼀⽅でメルカリShopsはスマホだけでも出品・販売を完結できるため、パソコンが苦⼿な⽅にもおすすめです。
以上が、LINEギフト、メルカリShopsそれぞれへの出品に向いている企業でした。
ギフト⽤商品を出品したい→LINEギフトがおすすめ
⾃宅⽤商品を出品したい→メルカリShopsがおすすめ
と考えると簡単かもしれません。
ただ、そもそもLINEギフトは出品希望者が多い状況に対して、LINE社が厳選して出店審査を⾏なっていると推察されるので、現状Yahoo!ショッピングまたはPayPayモールに出品していない⽅は、メルカリShopsの⽅が気軽に始められると⾔ってよいでしょう。
中⼩企業の⾷品メーカーはLINEギフトとメルカリShopsに出品してみよう
⽐較的新しいECサービス、LINEギフトとメルカリShops。
どちらもユーザー数を伸ばしており、今後市場規模はますます拡⼤する⾒込みで、お店としては出品して損はないECサービスと⾔えるでしょう!
それぞれの特徴から、ギフト⽤商品→LINEギフト、⾃宅⽤商品→メルカリShops への出品がおすすめです。
特にメルカリShopsは初期費⽤がかからないので、低コストで少ない商品数から出品したい中⼩企業の⾷品メーカーさんにもおすすめできます!
また、今⼤注⽬のソーシャルギフト=LINEギフトへ挑戦したい意志のある⽅は、そのハードルの⾼さゆえ、Yahoo!ショッピングやPayPayモールから出品することも検討した⽅が良いかもしれません。
⾃社商品の特徴を改めて振り返り、どちらのECサービスが合っているかこの記事を参考に考えてみてくださいね!
(参考)
LINEギフト
https://gift.line.me/about
mercari column
https://jp-news.mercari.com/contents/7782
この記事のライター
ショクビズ編集部
企業の主な実績
オリジナルシールの企画・作成 10,000社以上
オリジナル紙箱・化粧箱・パッケージの企画・作成 11,000製品以上





