JANコードとは?どうやって作る?基礎知識や作成方法などをご紹介 | ショクビズ!

JANコードとは?どうやって作る?基礎知識や作成方法などをご紹介

公開日:2023.02.22 更新日:2026.10.09
ライター:ショクビズ編集部

日本における商品用の流通コード「JANコード」。
スーパーやコンビニなどのレジには欠かせない商品コードのひとつです。いったいどのような仕組みで、どういった活用法があるのでしょうか。コードの解説も含め、取得するまでの手続き等をまとめました。

JANコードとは

読み方はジャンコード。
どの事業者の、どの商品なのかを表す「商品識別コード」で、スキャナで読み込むため「JANシンボル」という縞模様をしています。

商品管理に必要な国名や業種、商品名に価格といったPOSシステム(販売時点情報管理)情報が含まれていて、他のコードと重複することなく商品を識別できるため、レジシステム以外に、受発注管理や在庫管理などに活用されています。

種類は13桁の標準タイプと8桁の短縮タイプの2つで、GTIN-13、GTIN-8ともいいます。
流通情報システムの標準化を進めている国際組織、「GS1」(本部ベルギーブリュッセル)が、ルールを定めています。
「JAN」は、Japanese Article Numberの略で、日本での呼び方です。国際的にはEAN(イアン)コード(European Article Number)と呼ばれており、世界100ヶ国以上で使用している国際標準の識別コードです。

JANコードの体系

・標準タイプ13桁(GTIN-13)の構成

コードは下記の3つで構成されています。
図と照らし合わせて見てください。

①GS1事業者コード(9桁、10桁または7桁)
②商品アイテムコード(3桁、2桁または5桁)
③チェックデジット(1桁)

※GTIN(ジーティン)はGS1標準の商品識別コードの総称

・短縮タイプ8桁(小さな商品に使用)
小さな商品に使用することが目的の短縮タイプは、GS1事業者コード(6桁)により設定するタイプと、GTIN-8ワンオフキーの2種類が存在しましたが、2021年8月以降は国際ルールに合わせて、1商品アイテムごとにGTIN-8ワンオフキーを貸与する方式へ変更されています。

※GTIN-8は、チェックデジットを含むワンオフキーとして2021年8月より貸与ルールが新制度に移行しています。

▼登録更新制度改定に関する詳細はこちら https://www.gs1jp.org/code/jan/application_other/apply_for_gtin8_after.html

GS1事業者コードとは

JANコードなど、国際標準の識別コードを設定するために必要なものです。国際的には「GS1 Company Prefix」といいます。GS1 Japanでのコード規定は、「45」または「49」で始まる9桁、10桁または7桁と定められており、番号は流通システム開発センターが貸与しています。

メリット

国際的に他のコードと重複することなく識別ができるため、正確な情報を素早く伝達し、確認、記録することが可能です。商品の管理などあらゆる作業を円滑にし、効率化できることが最大のメリットです。

●販路の拡大:インターネット通信販売サイトをはじめ、道の駅などでも販売する商品にはバーコード(GTIN(JANコード))の表示が求められている。事前に準備をしておくことで、多様な販売がすぐに可能。

●人手不足対応:検品や仕分け、梱包といった出荷作業の時間を半分に短縮できる。

●誤配送防止:読み取り確認をすることで、誤積みや誤出荷等を事前に気づき、防げる。

●効率的なデータ管理:商品の識別と顧客データの統合が可能で、効率的な商品管理ができる。

●棚卸の効率化:迅速で正確な作業が叶い、業務の大幅な効率化が図れる。

申請・登録の手順

JANコードを取得するには、一般財団法人流通システム開発センターへの登録申請が必要です。
登録の申請はインターネットまたは、書面で行います。申請料を収め登録完了とともにJAN企業コード(GS1事業者コード)が発行され、2週間ほどで登録通知書が届きます。有効期間は1年間で、1年ごとの更新もしくは登録内容確認が必要です。
※2021年5月から登録・更新制度が変更されています。

手順

①JAN企業コード(GS1事業者コード)の登録手続き
初めて作成する場合は、GS1事業者コードの新規登録手続きが必要です。ネットで申請できます。
※既にコードが貸与されている場合は、手続きは不要です。

②商品アイテムコードの設定
それぞれの商品を表すコードです。商品毎に数字の設定が必要です。重複しないように自社で設定し、正確に管理しましょう。また、商品アイテムコードには、「容量が違う」「味が違う」など、設定基準が設けられています。基準に沿って設定する必要があります。

③チェックデジットを計算する
JANコード右端1桁がチェックデジットです。数字列の誤りを検知するために付加される検査用の数字で、コードのタイプ別に計算方法が違います。一般財団法人 流通システム開発センターHPの自動計算入力フォームで求めることができます。

▼入力フォーム
https://www.gs1jp.org/code/jan/check_digit.html

④商品にJANシンボルを印刷する
印刷するJANシンボルは、JIS 規格(X0507)で定められたサイズ・品質に適合している必要があります。適合していないと、読み取りができない可能性があるため注意が必要です。商品への印刷は、一般的に、印刷業者に依頼をして行います。「販売管理」「在庫管理」「会計」など、業務を効率化するための基幹システムにも欠かせないJANコード。販売時のレジに必要なだけでなく、有効に活用することで、生産性を向上させるなど業務の見直しにもつながります。

▼手続きなど詳細はこちら 
一般財団法人流通システム開発センター
https://www.gs1jp.org/ 

JANコードのチェックデジット計算・バーコード画像作成ツール

JANコードを設定するときは、桁数やチェックデジットの確認に加えて、印刷に使用するバーコード画像の準備が必要です。そこでショクビズでは、JANコードの確認からバーコード画像の作成までをブラウザ上で行える無料ツールを用意しました。
チェックデジットは所定の計算式で求められますが、手作業では入力や計算を間違える可能性があります。また、チェックデジットが一致していることと、その番号がGS1へ登録され、正しい商品に使用されていることは別の確認事項です。
本ツールは、これらを一つの「有効・無効」という判定にまとめず、桁数・文字種、チェックデジット、登録状況、商品との対応、印刷物の読取品質を分けて表示します。確認できない項目は「未確認」と表示し、利用者が次に確認すべきことを分かりやすくすることを目的としています。

このツールでできること

– 7桁または12桁の数字からチェックデジットを計算し、8桁または13桁の番号にする
– 8桁または13桁の番号について、末尾のチェックデジットが計算結果と一致するか確認する
– 全角数字、空白、ハイフンを含む入力を自動で整える
– EAN-8またはEAN-13のバーコード画像を作成する
– 作成したバーコードをSVG・PNG・PDF形式でダウンロードする
– バーコードの倍率を80~200%の範囲で選択する
番号の新規発行やGS1への登録申請、番号の使用権限、商品との対応関係、印刷後の読取品質の保証は行いません。

操作方法

1. 入力欄へ7桁・8桁・12桁・13桁のいずれかの数字を入力します。
2. 「検査する」を押します。
3. 桁数・文字種、チェックデジットなど、項目ごとの結果を確認します。
4. バーコード画像を作成する場合は、用途に合わせて倍率を選択します。
5. 必要な形式のボタンを押し、SVG・PNG・PDFのいずれかをダウンロードします。
12桁・7桁を入力した場合は、計算したチェックデジットを末尾に付加します。13桁・8桁を入力した場合は、入力された番号を変更せず、チェックデジットを検査します。
本ツールのご利用にあたって
本ツールは、入力された数字のチェックデジット計算・構造確認と、バーコード画像の作成を補助するものです。番号の新規発行、GS1への登録状況、番号の使用権限、商品との対応関係、印刷後の読み取り品質を保証するものではありません。出力データを商品や印刷物に使用する前に、[GS1 Japanの最新情報](https://www.gs1jp.org/)、自社の商品台帳、印刷会社への確認、および必要に応じたバーコード検証機での評価を行ってください。本ツールはGS1およびGS1 Japanが提供・承認するものではありません。

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この記事のライター

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