【2026年敬老の日】食品ギフト購買実態調査|20代の3人に1人が購入、人気は和菓子

ショクビズ編集部では、季節イベントにおける食品・飲料の実際の購買行動を定点観測する調査を開始しました。
第1回は「敬老の日」です。全国の18歳以上2,000人を対象に購入状況を調査し、購入者250人には、購入商品、金額、購入場所、商品選びで重視したことなどを聞きました。
あわせて、物価高の影響や次の「ハロウィン」の購入予定も調査しています。今後も毎月、イベント終了後の購買結果を継続して追っていきます。
今回の調査で分かったこと
今回の調査では、次のような結果が得られました。
- 敬老の日に食品・飲料を購入した人は15.1%
- 20代では購入率が33.3%と全年代で最も高い
- 購入対象は「自分の親」が69.2%
- 購入商品は「和菓子」が48.0%で最多
- 購入者の68.0%が3,000円以上を支出
- 購入場所は「百貨店実店舗」34.8%、「総合EC」33.2%でほぼ同水準
- 商品選びでは「味・品質」39.2%が「価格・お得感」17.6%を大きく上回る
- 次のハロウィンでは15.5%が食品・お菓子・飲料を購入予定
では、それぞれの結果を詳しく見ていきます。
敬老の日に食品・飲料を購入した人は15.1%
全国の18歳以上2,000人に、2026年の敬老の日に合わせて食品・飲料を購入したか聞いたところ、「相手に贈るギフトとして購入した」が8.4%、「親や祖父母などと一緒に食べるために購入した」が3.2%、「ギフトとしても、一緒に食べるためにも購入した」が3.5%でした。
これらを合わせると、敬老の日に食品・飲料を購入した人は15.1%となります。
一方、「購入していない」と回答した人は85.0%でした。
20代では3人に1人が食品・飲料を購入
年代別に見ると、購入率が最も高かったのは20代の33.3%でした。
30代が23.2%、40代が20.1%と続き、50代は10.8%、60代以上は6.5%となっています。

【グラフ:敬老の日の食品・飲料購入率(年代別)】
敬老の日は高齢者を祝うイベントですが、食品・飲料を実際に選び、購入する側を見ると、20~40代の購入率が比較的高い結果となりました。
特に20代では約3人に1人が食品・飲料を購入しています。
食品事業者が敬老の日向けの商品企画や販促を行う際には、「高齢者向けの商品」という視点だけではなく、親や祖父母へ商品を選ぶ子・孫世代にどう魅力を伝えるかも重要になりそうです。
※10代は回答者数が少ないため参考値。
敬老の日の食品ギフトは誰に贈った?「自分の親」が69.2%
ここからは、敬老の日に食品・飲料を購入した人のうち250人を対象とした本調査の結果を見ていきます。
食品・飲料を誰のために購入したか聞いたところ、最も多かったのは「自分の親」69.2%でした。
続いて、
- 義理の親:20.0%
- 祖父母:15.2%
- 友人・知人・お世話になった方:9.6%
- 親・祖父母などと一緒に食べるため:9.6%
となっています。

敬老の日というと「祖父母への贈り物」というイメージもありますが、今回の調査では「自分の親」のために購入した人が約7割を占めました。
今回の結果だけで敬老の日そのものの意味合いが変化しているとは言えませんが、食品事業者にとっては、子世代が自分の父親・母親へ贈るギフトという視点も重要と考えられます。
自分の親」に贈った173人の属性内訳(構成比)
「自分の親」に贈った人の属性は幅広い
「自分の親」のために購入した173人の属性を見ると、未婚が52.0%、既婚が48.0%、子どもなしが51.5%、子どもありが48.5%と、いずれもほぼ半数ずつとなりました。
性別では男性57.2%、女性42.8%。また、男性購入者全体の72.3%、女性購入者全体の65.5%が「自分の親」のために食品・飲料を購入しています。
今回の結果からは、「自分の親への敬老の日ギフト」は、既婚・未婚、子どもの有無に大きく偏らず、幅広い層で選ばれていることがうかがえます。
30代女性では「一緒に食べるため」が22.2%
年代・性別で見ると、30代女性では「親・祖父母などと一緒に食べるため」と回答した人が22.2%となり、全体の9.6%を上回りました。
回答者数が27人と限られるため傾向として見る必要がありますが、食品の場合は「贈る」だけでなく、家族で一緒に食べる機会をつくる商品にも需要があることがうかがえます。
食品事業者へのヒント
敬老の日向けの商品では、「高齢者向け」という表現だけでなく、
- 親へ贈る
- 家族で一緒に楽しむ
- 感謝を伝える
といった購入者側の目的を意識した商品訴求も検討できそうです。
敬老の日に人気の食品は?「和菓子」が48.0%で最多
購入した食品・飲料を聞いたところ、最も多かったのは和菓子の48.0%でした。
次いで、
- 洋菓子:30.4%
- 果物・フルーツ:28.0%
- 精肉・鮮魚・うなぎなど:21.6%
- 惣菜・調理済み食品・調理セット:15.2%
- 米・麺・調味料・食品詰め合わせ:14.4%
- 酒・ノンアルコール飲料:14.4%
となっています。

敬老の日では、和菓子が定番商品として強いことが分かります。
一方、20代の購入者では、和菓子だけでなく洋菓子や精肉・鮮魚などにも購入が分散しています。
そのため、「敬老の日=和菓子」という王道は押さえつつも、若い購入者を意識する場合には、洋菓子、肉・魚、惣菜など幅広い食品カテゴリーにも販売機会があると考えられます。
食品事業者へのヒント
敬老の日の商品企画では、定番の和菓子に加えて、
- 普段より少し上質な肉・魚
- 家族で楽しめる惣菜
- 見た目にも華やかな洋菓子
- 季節感のあるフルーツ
など、「特別な日に食べる理由」を作れる商品にも注目したいところです。
敬老の日の食品ギフト予算は?購入者の68.0%が3,000円以上
敬老の日の食品・飲料に使った合計金額では、「5,000円以上~1万円未満」29.2%が最も多くなりました。
続いて「3,000円以上~5,000円未満」が28.4%です。

結果をまとめると、
- 2,000円未満:12.0%
- 2,000円以上~3,000円未満:20.0%
- 3,000円以上~5,000円未満:28.4%
- 5,000円以上~1万円未満:29.2%
- 1万円以上~2万円未満:7.2%
- 2万円以上:3.2%
となりました。
3,000円以上を使った人は68.0%、そのうち3,000円以上~1万円未満だけでも57.6%を占めています。
今回の設問は購入した食品・飲料の「合計金額」を聞いているため、商品単価そのものとは異なりますが、敬老の日に食品・飲料へどの程度支出しているかを見る目安になります。
食品事業者へのヒント
今回の結果では、3,000円~1万円未満に購入者が集中しました。
単品商品だけでなく、
- 3,000円台の手頃なギフト
- 5,000円前後の詰め合わせ
- 8,000~1万円前後のプレミアムセット
など、複数の価格帯を用意する商品構成も考えられます。
敬老の日ギフトはどこで買う?百貨店実店舗と総合ECがほぼ同水準
購入場所では、「百貨店・デパートの実店舗」が34.8%で最多となりました。
一方、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの**総合ECサイトも33.2%**となり、ほぼ同じ水準です。
そのほか、
- スーパー・量販店:28.8%
- ギフト専門店・和洋菓子店など:23.2%
- 百貨店オンライン:13.6%
- 食品メーカー・ブランド公式EC:8.0%
- LINEギフトなど:5.2%
となっています。

食品事業者へのヒント
敬老の日では、店頭売場だけでなく、EC上でも
- 敬老の日
- 親への食品ギフト
- 敬老の日 和菓子
- 敬老の日 お取り寄せ
など、消費者が商品を探す場面を意識した商品名・画像・説明文を整えることが重要になりそうです。
物価高でも、商品選びは「価格」より「味・品質」
本調査で、食品・飲料を選ぶ際に最も重視したことを聞いたところ、1位は「味・品質の良さ」39.2%でした。
「価格の手頃さ・お得感」は17.6%となり、味・品質を挙げた人は価格を挙げた人の2倍以上となっています。

そのほか、
- 高級感・特別感:8.8%
- 日持ち・保存のしやすさ:8.8%
- 相手の好み・リクエスト:8.4%
- 小分け・個包装などの食べやすさ:6.8%
となっています。
購入金額が上がると「味・品質」の重視率も高い
購入金額とのクロス集計を見ると、2,000円未満では、
- 価格・お得感:36.7%
- 味・品質:30.0%
でした。
一方、3,000円以上~5,000円未満では、
- 味・品質:47.9%
- 価格・お得感:8.5%
5,000円以上~1万円未満でも、
- 味・品質:43.8%
- 価格・お得感:15.1%
となっています。

低価格帯では価格を重視する割合が比較的高い一方、3,000円以上を支出する層では「味・品質」の割合が高くなりました。
物価高の中でも、敬老の日の食品選びでは単純に安さだけを求めるのではなく、贈り物として納得できる品質を求める人が多いことがうかがえます。
食品事業者へのヒント
値引きや価格訴求だけでなく、
- 原材料
- 産地
- 製法
- 職人のこだわり
- 食感や味の特徴
- ギフトとして選ぶ理由
など、「なぜこの価格なのか」を伝える情報設計も重要と考えられます。
20代女性では「日持ち」「個包装」も重視
年代・性別で見ると、20代女性では、
- 日持ち・保存のしやすさ:20.7%
- 小分け・個包装などの食べやすさ:17.2%
となっています。
両項目を合わせると37.9%となり、全体と比べて保存性や食べやすさを重視する回答が目立ちました。
なぜこれらを重視したのかまでは今回の調査では聞いていませんが、若い購入者向けの商品では、味や見た目だけでなく、贈った後の保存性や食べやすさも商品設計・商品ページで伝えるポイントになりそうです。
物価高による影響、「特に影響なし」が64.2%
スクリーニング調査では、物価高が敬老の日の食品・飲料の購入や商品選びに与えた影響についても聞きました。
最も多かったのは「特に影響はなかった」の64.2%でした。
具体的な影響としては、
- 価格の手頃な食品・飲料を選んだ:7.6%
- 量やサイズを減らし、品質や特別感を維持した:2.6%
- 商品数や贈る人数を減らした:2.1%
- 割引・クーポン・ポイント還元・送料無料などを重視した:2.0%
- 購入を見送った:0.9%
となっています。
一方、本調査では商品選びで「味・品質」を最も重視した人が39.2%となっています。
今回の結果からは、価格への意識がみられる一方で、敬老の日というイベントでは品質も重要な選定基準となっていることが分かります。
※本設問は調査票上では複数回答を想定した表現となっていますが、集計データは単一回答として取得されています。そのため、物価高による影響の重複については分析していません。
次月ハロウィン、食品・お菓子・飲料の購入予定は15.5%
最後に、次の季節イベントとなるハロウィンについて、食品・お菓子・飲料の購入予定を聞きました。
金額を回答した「購入予定あり」の人を合計すると15.5%でした。
一方、
- 購入する予定はない:65.0%
- まだ決めていない:19.6%
となっています。

今回の調査では「購入予定」を聞きましたが、ショクビズではハロウィン終了後に、実際に購入した割合や購入商品、購入金額についても調査する予定です。
「買う予定だった人」と「実際に買った人」にどの程度の差があるのかも、今後の調査で追っていきます。
2026年の敬老の日食品購買から見えたこと
今回の調査では、敬老の日に食品・飲料を購入した人は15.1%でした。
なかでも20代では33.3%と購入率が高く、購入者の約7割が「自分の親」のために食品・飲料を購入しています。商品では和菓子が48.0%で最も多く、購入金額では3,000円以上を使った人が68.0%を占めました。また、百貨店実店舗と総合ECの利用率はほぼ同水準で、購入チャネルの多様化も見られます。
商品選びでは「価格」よりも「味・品質」が重視され、特に3,000円以上を支出する層でその傾向が目立ちました。今回の結果から、敬老の日向け食品では、単に「高齢者向け」や「低価格」を打ち出すだけでなく、
誰が商品を選ぶのか、誰に贈るのか、どの価格帯で、どのような品質価値を伝えるのか
まで考えた商品企画・販促が重要と考えられます。
ショクビズでは今後も、季節イベント終了後の「実際の購買結果」を毎月調査します。
購入予定だけでは分からない「実際に何が、どこで、いくらで買われたのか」を継続的に定点観測し、食品メーカー、小売、EC事業者などの商品企画や販促に役立つ情報としてお届けします。
2026年 敬老の日 食品・飲料購買調査の全結果を見る
スクリーニングQ1 敬老の日に食品・飲料を購入しましたか?
- ギフトとして購入した:8.4%
- 一緒に食べるために購入した:3.2%
- ギフトとしても、一緒に食べるためにも購入した:3.5%
- 購入していない:85.0%
スクリーニングQ2 物価高による影響
- 価格の手頃な食品・飲料を選んだ:7.6%
- 商品数や贈る人数を減らした:2.1%
- 量やサイズを減らし、品質や特別感は維持した:2.6%
- 割引・クーポン・ポイント還元・送料無料などを重視した:2.0%
- 購入予定だった商品の一部または全部を見送った:0.9%
- もともと購入する予定はなかった:20.8%
- 特に影響はなかった:64.2%
スクリーニングQ3 昨年と比べた支出額
- 昨年より増えた:2.9%
- 昨年とほぼ同じ:10.7%
- 昨年より減った:2.7%
- 昨年は購入していないが今年は購入した:2.0%
- 昨年は購入したが今年は購入していない:2.8%
- 昨年も今年も購入していない:57.7%
- 覚えていない・わからない:21.4%
スクリーニングQ4 ハロウィンの購入予定
- 購入予定なし:65.0%
- 1,000円未満:2.6%
- 1,000円以上~2,000円未満:3.6%
- 2,000円以上~3,000円未満:3.0%
- 3,000円以上~5,000円未満:2.6%
- 5,000円以上~1万円未満:1.9%
- 1万円以上~2万円未満:1.0%
- 2万円以上~3万円未満:0.4%
- 3万円以上:0.6%
- まだ決めていない:19.6%
スクリーニングQ5 ここ1年間の季節イベント・記念日の食品・飲料への支出
- 5,000円未満:9.0%
- 5,000円以上~1万円未満:9.9%
- 1万円以上~3万円未満:10.4%
- 3万円以上~5万円未満:4.7%
- 5万円以上~10万円未満:2.8%
- 10万円以上:1.6%
- この1年間は購入していない:38.4%
- 覚えていない・わからない:23.3%
本調査Q1 誰のために購入したか
- 自分の親:69.2%
- 義理の親:20.0%
- 祖父母:15.2%
- 友人・知人・お世話になった方:9.6%
- 親・祖父母などと一緒に食べるため:9.6%
- その他:2.0%
本調査Q2 購入した食品・飲料
- 和菓子:48.0%
- 洋菓子:30.4%
- 果物・フルーツ:28.0%
- 精肉・鮮魚・うなぎなど:21.6%
- 惣菜・調理済み食品・調理セット:15.2%
- 米・麺・調味料・食品詰め合わせ:14.4%
- 酒・ノンアルコール飲料:14.4%
- お茶・コーヒー・ジュースなど:11.6%
- その他:0.8%
本調査Q3 食品・飲料に使った合計金額
- 2,000円未満:12.0%
- 2,000円以上~3,000円未満:20.0%
- 3,000円以上~5,000円未満:28.4%
- 5,000円以上~1万円未満:29.2%
- 1万円以上~2万円未満:7.2%
- 2万円以上:3.2%
本調査Q4 購入場所
- 百貨店・デパートの実店舗:34.8%
- 総合ECサイト:33.2%
- スーパー・量販店:28.8%
- ギフト専門店・和洋菓子店など:23.2%
- 百貨店オンライン:13.6%
- 食品メーカー・ブランド公式EC:8.0%
- LINEギフトなど:5.2%
- その他:1.6%
本調査Q5 商品選びで最も重視したこと
- 味・品質の良さ:39.2%
- 価格の手頃さ・お得感:17.6%
- 高級感・特別感:8.8%
- 日持ち・保存のしやすさ:8.8%
- 相手の好み・リクエスト:8.4%
- 小分け・個包装などの食べやすさ:6.8%
- 健康や身体への配慮:4.0%
- 家族や複数人で一緒に楽しめること:2.8%
- ブランド・メーカーへの信頼感:2.0%
- 見た目や包装などのギフト感:1.6%
調査概要
調査主体:ショクビズ編集部
調査方法:調査会社を通じたインターネットアンケート
調査対象:全国の18歳以上
スクリーニング調査回答数:2,000人
調査日:2026年9月25日
本調査対象:スクリーニング調査で敬老の日に食品・飲料を購入したと回答した人
本調査回答数:250人
※割合は小数点以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
※複数回答の設問は合計が100%を超える場合があります。
この記事のライター
ショクビズ編集部
企業の主な実績
オリジナルシールの企画・作成 10,000社以上
オリジナル紙箱・化粧箱・パッケージの企画・作成 11,000製品以上

