食品容器のシール剥がれトラブルを解決!端が浮く原因と3つの注意点 | ショクビズ!

食品容器のシール剥がれトラブルを解決!端が浮く原因と3つの注意点

ドレッシング瓶やスパイスボトル、チューブ入りの調味料など、径の小さい食品容器に貼ったラベルやシールが浮いてくる…。そんな「ラベルの剥がれトラブル」を経験したことはありませんか?もしかすると、今まさに、そのトラブルで参っているという方もいるかもしれません。

本記事では、食品パッケージの現場で耳にする「あるあるトラブル」を例に挙げながら、その原因と具体的な解決策、さらに食品業界ならではの3つの注意点を分かりやすく解説します。

【トラブル別】食品パッケージでよくある「シール剥がれ」あるあると解決策

①トラブルあるある
小瓶にシールを貼ったら、翌日には端がめくれ上がってくる

◼︎発生例: ドレッシング瓶や卓上スパイスボトルなど径の細いビンで起こりやすい 。

◼︎原因: シール素材が持つ「反発力(元の平らな状態に戻ろうとする力)」が原因です。容器の径が小さくカーブがキツいほど強い負荷がかかり、粘着力が反発力に負けて端から浮いてしまいます。

【解決策】素材と形状を工夫する

◼︎薄手素材に変更する
紙やフィルムの厚みを一段薄くするだけでコシ(硬さ)が抜け、曲面への追従性が格段に向上します。

◼︎柔軟フィルム(PEなど)を採用する
伸縮性と柔軟性を持つポリエチレン(PE)などのフィルム素材なら、キツいカーブにもしなやかにフィットします。

◼︎「角丸加工」を施す
四角いシールの直角部分は力が集中しやすい弱点です。四隅に丸みを持たせることで反発力を分散させます。

※あくまで例です。商品や被着体によってシールの素材を選ぶ必要があります。

②トラブルあるある
チューブ容器やスリムボトルで、使っているうちにラベルが浮く

◼︎発生例: チューブ入りのからし・タレ容器、手で押しつぶすタイプの調味料ボトル

◼︎原因: 容器自体の変形や、頻繁に触れることでシールの端に摩擦がかかり、そこから剥がれが進行します。

【解決策】貼り方とデザインを見直す

◼︎「重ね貼り(巻き付け)」にする
シールの横幅を容器の外周より長くし、端と端を重ねて貼ります。シール表面に糊面をくっつける「自己粘着」を利用することで筒状のサポーターとなり、物理的に浮きを押さえ込みます。

◼︎貼付面積(横幅)を短くする
デザインを調整して曲面に巻き込む面積自体を減らし、発生する反発力の総量を抑えます。

※あくまで例です。商品や被着体によってシールの素材を選ぶ必要があります。

③トラブルあるある
試作では綺麗だったのに、冷暗所・冷蔵庫に入れたら剥がれた

◼︎発生例: 冷蔵保管が必要なドレッシング、冷蔵・冷凍配送する惣菜パック

◼︎原因: 結露による水分や、温度変化による容器の収縮、充填時に微量付着した油分・水分が粘着力を失わせています。

【解決策】使用環境に合わせた粘着剤を選ぶ

◼︎耐水・耐冷粘着剤に変更する
常温用の標準粘着剤ではなく、低温下や結露環境でも粘着力が落ちにくい「冷乾用粘着剤」や「耐水フィルム」へ切り替えます。

④トラブルあるある
ドレッシングやオイルの「油垂れ」でシールがドロドロになり剥がれる

◼︎発生例: ドレッシング瓶、ラー油・オリーブオイルの容器、焼肉のタレボトル等

◼︎原因: 使用時に容器の口から垂れた油分がシールに付着し、紙素材に染み込んだり、粘着剤(糊)を溶かしてしまったりすることが原因です。油分は粘着剤の天敵であり、徐々に粘着力が奪われて剥がれを引き起こします。

【解決策】「耐油性」のある素材・加工に切り替える

◼︎フィルム素材+ラミネート加工を施す
紙素材ではなく、油分を通さないPP(ポリプロピレン)やPETなどのフィルム素材を採用し、表面に保護フィルム(PPラミネート)を貼ることで、油の染み込みや印刷の滲みを完全に防ぎます。

◼︎耐油粘着剤を採用する
油分に強い専用の粘着剤(耐油糊)を使用し、万が一隙間から油が侵入しても粘着力が落ちにくい設計にします。

要チェック!食品パッケージ特有の「3つの注意点」

剥がれ対策(薄型化・重ね貼りなど)を進める際、食品パッケージ特有の落とし穴に注意が必要です。

注意点①:薄型化による「中身や容器の透け」
反発力を抑えるために極薄フィルムに変更した結果、下地が透けて醤油やタレなどの濃い液体やガラス瓶の色が目立ってしまうことがあります。透けを防ぐには、デザインの下に白インクを印刷する「白打ち加工」などが必要です。

注意点②:重ね貼りによる「食品表示(一括表示)の隠れ」
重ね貼りは防剥がれに強力ですが、重なった部分(数ミリ〜数センチ)は見えなくなります。食品表示法に基づく原材料・アレルゲン・賞味期限・バーコードなどの重要項目が隠れないデザインレイアウトが絶対条件となります。

注意点③:製造・保管環境(油分・結露・加熱)の考慮
ライン作業時の油分飛散、冷蔵時の結露、加熱殺菌処理の有無など、食品ならではの環境を考慮せずにシールを選定すると、どれだけ形状を工夫しても剥がれが発生します。

食品容器のシール・ラベルトラブルはプロに相談が一番!

シール剥がれの原因は、容器の材質や形状だけでなく、充填・保管環境や食品表示ルールなど、複数の要素が複雑に絡み合っているため、自社だけで解決しようとすると、素材選定やデザイン変更、試作の繰り返しに多くの時間とコストがかかってしまいます。

だからこそ、豊富なノウハウを持ち、実物容器をベースに相談にのってくれる専門の印刷会社に相談・注文することが、確実で一番の安心につながります。

予算や使用環境(冷蔵・油分など)を考慮した上で「失敗しない最適な組み合わせ」を提案できるサイトはこちら。

▼
ラベル印刷シール印刷.com
https://label-seal-print.com/

この記事のライター

ショクビズ編集部

ショクビズ編集部

株式会社丸信が運営するフードビジネスのためのお役立ちメディア。
広報・プランナー、マーケターなどが集っています。
フードビジネスに関わるニュースやお役立ち情報を幅広く発信していきます。

企業の主な実績

オリジナルシールの企画・作成 10,000社以上

オリジナル紙箱・化粧箱・パッケージの企画・作成 11,000製品以上