いま冷凍食品が熱い!多様化ニーズに合わせた冷凍食品について解説
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コロナ禍でおうち時間が増える中、料理の回数が増えたという人も多いのではないでしょうか。 毎日の献立を考えるだけでも大変なのに、それに加えて料理の回数が増えて大変な思いをしている人も多いと思います。時短のためだけでなく、副菜(おかず)の種類を増やすため・家族に美味しいものを食べてほしいという思いから冷凍食品を上手に利用している人も増えているようです。 本記事では、いま需要が増えている冷凍食品について解説します。
国内消費量が増える冷凍食品、市場の伸びが顕著
では、冷凍食品が国内でどのくらい消費されているのか見てみましょう。 画像:https://www.reishokukyo.or.jp/statistic/consumption/ 2019年から2020年において少し消費量が減少していますが、国内の冷凍食品の消費量は概ね増加傾向にあります。 また、日本冷凍食品協会が2021年2月に実施した「“冷凍食品利用状況”実態調査」によると、冷凍食品の利用頻度は、女性が29.4%、男性が27.0%と約3割近くが1年前より利用頻度が増えたという結果が出ています。 「コロナの影響 → 外食を控える → 家で食事する機会が増える → 調理時間の短縮及びメニューのバリエーションを増やす必要性に迫られる」というサイクルが、多くの家庭の食卓に冷凍食品が登場する回数が増えた要因のひとつだと言えそうです。
冷凍食品生産量トップ3は、うどん・コロッケ・炒飯
冷凍食品の中で国内生産量が多いのが、うどん・コロッケ・炒飯です。 うどんの人気の理由は、レンジで温めたり湯がいたりするだけで解凍できる簡便性、種類の豊富さなどが挙げられます。最近では具入りの冷凍うどんも出ており、そのまま、解凍するだけで食べられるため、急ぎの時や夜食にピッタリです。麺だけの商品を買って、具材やだしを自分好みにアレンジして作ることもできます。 コロッケの人気の理由は、なんといっても手軽さ。コロッケは自分で作るとなるととても手間や時間がかかり、調理後の油の処理なども大変です。冷凍食品を使えば、簡単に済ませることが出来るということが大きな理由だと考えられます。 炒飯の人気の理由は、レンジひとつで簡単に調理できること、定番から変わり種まで種類が豊富であること、大人から子どもまで楽しめることが挙げられます。近年では、大手食品メーカー以外にスーパーやコンビニなども次々と新商品を投入しているカテゴリーでもあります。企業努力の結果、手作りより美味しいと思われるような本格的な炒飯も数多く出てきています。 以前は「冷凍食品=お弁当のおかず」としてのイメージがありましたが、現在はお弁当以外にも様々な食事シーンで冷凍食品を上手に利用しているご家庭が多いようです。また理由を見ても、冷凍食品の強みである「手間がかからない&時短」の支持が高いことは当然の結果としても、味を評価している人も6割以上おり、消費者にも「冷凍食品=美味しい」のイメージが浸透してきていることがうかがえます。 参考:冷凍食品の国内生産量上位20品目(一般社団法人日本冷凍食品協会) https://www.reishokukyo.or.jp/statistic/top20item/
「健康志向」「おうちで楽しむ」などニーズをとらえた冷凍食品が人気
コロナ禍でおうち時間が増えていることだけでなく、社会情勢の変化により冷凍食品を利用している人が増えています。 その要因として、 女性就業者の増加《2015年:2,852万人 → 令和元年:3,058万人》 高齢化率の進展《2015年:26.6% → 2019年:28.4%》 が挙げられます。 今後も働く方はますます増加していくでしょうし、高齢化も当然進んでいくので、これからも冷凍食品需要は拡大していくことでしょう。 そんな中、今注目されているのが、「健康志向」「おうちで楽しむ」など消費者のニーズを捉えた冷凍食品です。
健康ニーズに対応した冷凍食品
「健康志向」の冷凍食品で注目されているもののひとつが、管理栄養士監修の定期コースのお弁当です。魚や肉料理、和・洋・中の様々な献立を栄養管理士がバランス良く組み立てており、主菜1品・副菜3品で1食300kcal、塩分も2.5g以下に抑えられています。レンジでチンするだけで食べることができ、賞味期限も3ヶ月以上もつので冷凍庫にストックしておけば、好きなときに手軽に食べることができます。食事制限をされているかたや、テレワークのランチなどにも人気の商品です。
人気のお取り寄せグルメの冷凍食品
「おうちで楽しむ」冷凍食品としておとりよせ商品が人気です。外食が難しい昨今、「うなぎ」や「馬刺し」「産地直送の高級ハンバーグ」といった普段はおうちでなかなか食べないものだったり、「レストランの味をおうちで」「ホテルのケーキを自宅で」といったおうちに居ながらお店に行った気分を手軽に味わえるものなどがよく売れています。
トレンドに合わせた家飲み需要の冷凍食品
また「家飲み需要」の商品として、少量サイズのものやそのままお皿として使用できるもの、素材や手作りにこだわった少し高価格な商品(付加価値商品)も人気が出てきています。コンビニ業界もこの付加価値商品の開発に積極的に力を入れています。
人気の冷凍食品の商品化が可能!OEMマッチングサイトのご紹介
いま需要の高い冷凍食品の商品化、付加価値商品の開発は、飲食店や食品メーカーも通販や定期購入など新しい市場へ販売できる商品となるのではないでしょうか。 冷凍食品のOEMをご検討の企業様は、食品OEM総合情報サイト「食品開発OEM.jp」でOEM先の検索が可能です。 また、自社でOEMの受注が可能な企業様はサイトへの情報掲載も可能です。 ▼「食品開発OEM.jp」サイトはこちら https://shokuhin-oem.jp/
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この記事のライター
ショクビズ編集部
企業の主な実績
オリジナルシールの企画・作成 10,000社以上
オリジナル紙箱・化粧箱・パッケージの企画・作成 11,000製品以上