止まらない食品の値上げラッシュ、原油高や人手不足など影響
世の中のあらゆる物やサービスが値上げラッシュとなっています。食品もその一つ。パン、パスタなど小麦粉製品から、冷凍食品、ハム・ソーセージ、ちくわ・かにかま、スイーツ・和菓子、ポテトチップス、ハンバーグ、メンマ、コーヒー、醤油、ジャム、マヨネーズ、食用油など。さらに食品に使用する紙パックやパッケージなどの包装資材も軒並み値上げが予測され、今後、販売価格に転嫁する動きが加速しそうです。どのような食品がどのくらい値上げされるのか、代表的な企業の事例を紹介します。
大手食品メーカーを中心に続々と値上げ発表
[小麦粉]・・・1月から日清フーズは3~6%、ニップンは1.5~9%、昭和産業は4~9%。
[パン]・・・1月1日より各パンメーカーが実施。山崎製パンは食パンを平均9%、菓子パンを平均6.8%、敷島製パンは平均6.1%、フジパンは平均8%。
[パスタ]・・・2月からニップンはパスタ・パスタソース約2~9.5%、乾麺約1.5~5.5%、日清フーズはパスタ、パスタソース製品を約3~9%。日清フーズも約3~9%。
[冷凍食品]・・・2月から味の素冷凍食品がハンバーグ類・チキンの香り揚げなど約 4~13%、ニッスイは家庭用を約4~13%、日清フーズは約4~7%、マルハニチロも約2%~10%。
[ハム・ソーセージ]・・・2月から日本ハムが5%~12%。丸大食品は3月から卸価格を5%~15%と容量変更。
[マヨネーズ]・・・3月から味の素が約3~9%、キユーピーは2~10%。
[ポテトチップス]・・・1月末からカルビーは7~10%と容量変更。2月以降、湖池屋は6~11%と容量変更。
[醤油]・・・2月からキッコーマンは対象商品を約4~10%値上げ。3月からヤマサ醤油が4~10%。
[コーヒー]・・・1月からネスレ日本は「ネスカフェ エクセラ」などレギュラーソリュブルコーヒー製品を約 10~17%などの値上げ。味の素AGF社は3月から平均2割。
食品の値上げの原因は原油高や人手不足
商品やサービス全般が値上がりする原因は、原油高にともなう物流費や燃料費の高騰をはじめ、人材不足、コンテナ不足、半導体不足、円安、コロナ禍の供給制約のほか、中国の旺盛な需要なども影響していると言われています。
原油高については原産国のカルテルがうまく機能している面があり、今後、カルテルが崩れると暴落する可能性も示唆されていますが、当面は高止まり、あるいは更なる高騰の可能性もありそうです。
また、コロナ収束により各国の需要の回復が予想されることや、日本においては今回の値上げラッシュにより世界水準の物価上昇や賃金引上げを果たす機会ととらえる向きもあります。特に中小の小売業者は今後、値上げに対してどのように対応していくか、事業運営や社内体制を見直す必要に迫られそうです。
工夫次第でパッケージなどの資材費抑制が可能
値上げは食品そのものにとどまらず、プラスティック製品、紙、版、インキなど関連する資材にも広がっています。商品で使用されるシール・ラベル、パッケージについては、仕様・スペックによって機能やデザイン性等を損なわずにコストを下げられる可能性があります。気になる方は是非、当社の営業担当までお問い合わせください。プロの視点から最適な包材や資材についてアドバイスさせていただきます。
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この記事のライター
ショクビズ編集部
企業の主な実績
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