1枚あたりのシール単価を低く抑える方法(前篇)

公開日:2021年4月8日

食品シールを製造する上で、少しでもコストを下げたいのはどの企業も同じです。シールの単価を下げる基本的な方法について紹介します。

1.製造ロットを大きくする

ロットが大きくなると単価が安くなる、というのは一般的に知られています。1枚あたりの単価は、ラベル作成にかかる合計金額を枚数で割った金額。機械の準備料などの固定費はロットにかかわらず発生するため、ロットが増えると1枚当たりの単価は必然的に下がります。紙の取れ高等も考慮してご希望枚数に近い経済ロットも、丸信では随時ご提案させていただきます。

例えば5万枚ラベルを製造した場合、単価2.0円だと 合計金額は10万円。ただ、このラベルを6万枚に増やしても下げ幅としては1円も下がりません。ロットが大きくなるにつれて1枚あたりの単価の下げ幅は小さくなります。一定の大ロット数以上になると単価は変わらなくなります。6万枚の方が当然ながら合計金額は高くなりますが、1枚当たりの単価は5万枚よりも下げることができます。

2.原紙のスペックダウン

粘着剤を以前より「強粘着」で製造していた場合、追加発注の際に同じく「強粘着」でお願されるケースがあります。しかし、用途によっては必ずしも「強粘着」でなくても良いこともあります。

例えば冷蔵食品に冷凍強粘着の糊を使用しているケースでは、もしかしたら通常粘着でも十分かもしれません。シールを貼る対象物が何なのか、温度帯はどのくらいなのか、使用状況はどうなのか等の条件を確認することで、スペックダウンが可能になり、結果、コストダウンにつながります。

また、粘着剤だけでなく原紙スペックの見直しでもコストダウンが図れます。紙素材なのか・フィルム素材なのか、この違いだけでも金額差が生じます。 もし、深く精査せずに「これまで通り」と考えられているシール製品がありましたら、一度、粘着剤や原紙のスペックを見直してみてはいかがでしょうか。

コストダウンと検討する際に、真っ先に考えられる基本的なコスト削減法を説明しました。次回は特殊加工シールの コストダウンについてご紹介いたします。(ショクビズ編集部・三村)