どうなる消費者動向?コロナ渦における今すべきこと | ショクビズ!

【連載コラム】小売りからメーカーに期待すること

公開日:2021.04.20 更新日:2024.10.17
ライター:信田 洋二

コンビニエンスストアの王者セブンイレブンで120店舗もの経営指導を実施し、担当地区の店舗合計年商を大幅に伸長させた経験を持つ信田洋二氏。本連載では、小売業のスペシャリストである信田氏に、消費動向やメーカーの目指すべき方向性などについて分かりやすく解説していただきます。


「小売りからメーカーに期待すること」と題して、これから定期的にコラムを発信して参ります。株式会社Believe-UPの信田洋二と申します。よろしくお願い申し上げます。

さて、メーカーさんにとっても、このコロナ禍でご自身の商品たちがなかなか売れず、「どうすれば良いのだろう?」との思いを持たれているケースが少なくないのではないでしょうか。

「小売りの、いやお客様(消費者)の意向はどこにあるのか?」。

手探りの中で日々商品づくりをされている方も多いのではないかと思います。このコラムでは、長年コンビニエンスストアをはじめ、小売業に携わってきて感じていることなど、小売業の視点を通して「お客様の動向」や「お客様が望んでいること」「メーカーさんにこうしてほしい」といった様々な角度から、メーカーさんに期待していることを中心にお話しさせていただく予定です。

先の見通しがなかなか立たない現在、メーカーさんと小売業が共に考え、共に汗をかき、「お客様が喜んでくださる商品」を作り続け、提案し続けて、より良い生活の一助となれるように、積極的に情報の提供などを行っていきます。特にこれから数回にわたっては「コロナ前後で変わるお客様の消費動向」というテーマでお届けさせていただく予定です。

2020年から始まったコロナ禍では、これまでの「生活様式」がすっかり変わってしまいました。人と接することが制約され、通勤や通学、出張なども厳しく制限され、外食産業などは度重なる営業時間短縮の要請などで、壊滅的ともいえる状況になっています。

しかし、人々は生活をしていかねばなりません。このような状況下で、人々の生活がどのように変わり、そのために何(どこ)での買い物が減り、何(どこ)での買い物が増えたのか?今後の見通しは?などについて、様々な角度からお話をしていきます。

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この記事のライター

信田 洋二

信田 洋二

1995年株式会社セブン-イレブン・ジャパン入社。店舗経営指導員(OFC)並びにディストリクトマネージャー(DM)として、千葉県成田市を中心とした成田地区、千葉市内などの店舗合計120店舗に対する経営指導を実施。成田地区のDM在任時、担当地区の店舗合計年商を約140億円から約155億円に伸長。千葉県下(9地区)にて最も売上の低い地区を、第4位の売上となるまでに伸長させるなどの実績を上げた。その後、情報システム部を経て物流部に在籍。2010年株式会社Believe-UPを創業、コンサルタントとして独立。主に小売業を対象に、店長、マネジャー、SV育成、データを活用しての売場づくり指導などで幅広く活躍している。著書に『セブン-イレブンの物流研究』(商業界、2013年)『セブンイレブンの発注力』(商業界、2015年)がある。