使い捨て手袋3種類を紹介!不足するニトリル手袋の代替に | ショクビズ!

緊急提案!不足が続く「ニトリル手袋」、代替品となる手袋3種のご提案!

公開日:2021.03.26 更新日:2024.10.17
ライター:ショクビズ編集部

新型コロナウイルスの影響もあり、感染症予防品として世界的に手袋の需要が拡大しています。

特にニトリル手袋は、医療現場等での使用量の増加などもあり、在庫確保が非常に難しくなっているのが現状です。

原料の不足・高騰による商品の大幅値上げが行われるなど、安定供給が未だ厳しい状況が続いています。

ここでは、現在、市場に流通している手袋3種の特徴をご紹介します。
需要と供給の状況を鑑みて、ニトリル手袋に代わる別素材の手袋を検討してみてはいかがでしょうか。

主に流通している手袋3種の特徴

食品工場向け手袋

ニトリル手袋の代替品として、いま流通している「ラテックス手袋」「ポリ手袋」「ストレッチポリ手袋」の3種をご紹介します。それぞれ特徴が異なり、食品工場ではラインによって使い分けが可能です。ぜひ、ご検討ください。

ラテックス手袋

ニトリル手袋よりも低価格。
手にフィットするため作業性は非常に高く
ニトリル手袋の代替品として普及しています。
ただし、耐油性が低いのが難点です。

▼成人男性/Mサイズ着用(ラテックス手袋)
成人男性/Mサイズ着用(ラテックス手袋)

ポリ(ポリエチレン)手袋

ニトリル手袋を含めた、4つの中では最も安価な手袋です。
着脱が容易なため、頻繁に手袋を着け替えする作業に向いています。
また、インナー手袋として使用されているケースも多く見受けられます。

▼成人男性/Mサイズ着用(ポリ手袋)
成人男性/Mサイズ着用(ポリ手袋)

ストレッチポリ手袋

エラストマーという伸びる素材を使用しているため、手にフィットしやすく収縮性があります。
通常のポリ手袋に比べ、ソフトな手触りと高い強度を持ち、強くて破れにくいのが特徴です。
伸縮性と価格は、ニトリル手袋とポリ手袋の中間。

コロナ禍において、急激に需要が拡大している注目の手袋で、溶剤や油・薬品にも強い、ポリエチレン製です。

▼成人男性/Mサイズ着用(ストレッチポリ手袋)
成人男性/Mサイズ着用(ストレッチポリ手袋)

▼高い強度で破れにくいのが特徴
高い強度で破れにくいのが特徴(ストレッチポリ手袋)

3種の代替品を動画で詳しく解説!

これら3種の代替品手袋についての解説動画を作成しました!
わかりやすく解説していますので、ぜひ見てみてください。

▼【動画】コロナ禍で品薄中!コスト削減可能なニトリル手袋の代替品紹介

動画を見る
https://info.maru-sin.co.jp/l/805243/2021-04-12/3gczd

(動画制作:株式会社丸信)

手袋の供給状況と単価の目安

4つの手袋の供給状況と単価の目安です。単価は日々変動していますのでご注意ください。
(下記の内容は2021年3月時点での情報です)

 供給状況単価の目安

ニトリル手袋

供給不安

15.020.0/

ラテックス手袋

数量規制

15.0〜17.0/

ポリ手袋

安定供給

1.52.0/

ストレッチポリ手袋

安定供給

4.07.0/

手袋の伸縮性とコストの関係

上記の個々の説明に記載している手袋の伸縮性とコストを表にまとめました。
現在は、ニトリル手袋が伸縮・フィット性がもっとも高く、コストも高い状況です。
使用用途・コストにあわせた商品を選んではいかがでしょうか。

裏技!ストレッチポリ手袋のサイズの選び方

ストレッチポリ手袋は、着用サイズによってはニトリル手袋のようにぴったりフィットした状態での使用が可能です。

下記はサイズ選びの一例です。
ニトリル手袋より12サイズ、サイズダウンして使用してください。

【ストレッチポリ手袋 サイズ選びの例】
・ニトリル手袋(L)→ストレッチポリ手袋(M)(S
・ニトリル手袋(M)→ストレッチポリ手袋(S)(SS
・ニトリル手袋(S)→ストレッチポリ手袋(SS
・ニトリル手袋(SS)→ストレッチポリ手袋(SS

「ストレッチポリ手袋Z」がオススメ

▼ストレッチポリ手袋Zストレッチポリ手袋Z

「ストレッチポリ手袋Zは、食品衛生法規格基準に適合した安心の商品です。
さらに強度を持たせた「ストレッチ手袋 ストロング」もオススメです。

食品スーパーの加工や製造工場、介護施設などの作業状況に応じて、ニトリル手袋と他素材の手袋を併用してはいかがでしょうか?

使用目的によってラインで使い分けるなど、少しでもニトリル手袋の使用量削減につなげていただければと思います。

ニトリル手袋で手荒れしないための対策は?

手袋を使用することで引き起こされる手荒れは、主にアレルギー反応だと考えられていますが、アレルゲン(アレルギーの原因となる物質)は個人によって異なります(タンパク質、加硫促進剤など)。

ニトリル手袋は加硫促進剤、ラッテクス手袋はタンパク質と加硫促進剤がアレルギーの主な原因物質だと考えられています。

ラテックスアレルギー、接触皮膚炎について詳しく知りたい方は、Medical SARAYAのHPでご確認ください。

ニトリル手袋については、アレルギー物質の1つと考えられている加硫促進剤を限りなく低減している商品があります。それが、食品業界に限らず医療機関でも使用されている川西工業株式会社の「#2060/#2061/#2062ニトリル使いきり手袋」です。

手袋の加硫促進剤による手荒れにお悩みの方は、こちらの手袋を使ってみてはいかがでしょうか。

商品のお問い合わせは「食品衛生.com」へ

株式会社丸信が運営する「食品衛生.com」では、食品衛生に関するサービスや情報を発信しています。
今回ご紹介した手袋3種も販売しておりますので、サイト内の「お問い合わせ」からご連絡ください。

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(「ショクビズの手袋の記事を見た」とお伝えいただければ幸いです)

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