冷凍弁当の可能性!栄養、健康、手軽、保存性などメリット多数 

公開日:2023.03.10 更新日:2024.08.27
ライター:ショクビズ編集部

冷凍食品や冷凍自販機が普及拡大する中、「冷凍弁当」にも注目が集まっています。現在、普及している冷凍食品の多くが単品での提供となっていますが、バランス良くメニューを組み合わせたお弁当として冷凍提供にする形態が徐々に拡大。従来より主に高齢者や食事制限が必要な人向けに提供されている配食(宅食)サービスについても冷凍化が進んでいます。 

冷凍弁当が支持される理由 

冷凍弁当が注目されている背景には、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって中食需要が高まり、大手スーパーマーケットが販売を強化したことがあげられます。家庭での調理を毎日続けることを難しいと感じている人にとっては、温めるだけの簡便性もあり人気の理由。近年の健康志向ブームの後押しもあり、栄養バランスのとれた冷凍弁当の人気も高まっています。 

冷凍弁当とは 

冷凍弁当とは、冷凍保存が可能な1食ずつパッケージされたお弁当のこと。冷凍のために日持ちする上、食べるときも解凍や湯煎するだけの簡単調理。管理栄養士が監修する商品も多く、栄養バランスの良いメニューになっている傾向にあります。 

主な対象とされているのが、従来の配食サービス同様に、高齢者や食事制限が必要な人のほか、妊婦さんや乳幼児のいる家庭、一人暮らしで調理が難しい世帯、あるいはダイエットしたい人や身体を鍛えたい人の利用も増えているようです。 

冷凍弁当のメリット 

冷凍弁当には非常に多くのメリットがあります。 

買い物・調理の手間がかからない 

宅食サービスや通販で購入すれば、買い物に行く手間や調理をする手間を省くことができます。自炊する際にもっとも苦労すると言われる献立を考えることも不要になるため、多忙な時や疲れたとき、あるいは時短が必要なときに重宝される食事と言えます。 

すぐに食べられる 

冷凍食品のためレンジで温めるだけですぐ食べられます。食べたい時に温かいご飯がすぐに食べられるのが、宅配冷凍弁当サービスが人気を集めている理由の1つです。 

後片付けが楽 

自炊では食器洗いや後片付けも面倒な作業の一つ。トレーに入ったまま温めて、食べた後のトレーはそのまま捨てられるので、後片付けの時間を大幅に短縮できます。 

栄養バランスが良い 

冷凍弁当は管理栄養士が栄養バランスやカロリー計算して献立を作っているケースも多く、メニューに偏りがないバランスの良い健康的な食事が可能です。そのため、塩分・糖分などの制限が必要な糖尿病などの病気を患っている方でも、安心して食事管理が可能です。 

食べ残しを減らせる 

冷凍弁当は冷蔵庫・冷凍庫で長期保存ができるため、食べられる分だけ食べて、食べきれなかった分は保存しておけば、無駄なく消費することができます。保存期間の目安は約3ヵ月から6ヵ月と言われていますので、ストックしておけばいつでも食べられます。 

冷凍弁当のデメリット 

デメリットをあげるなら、一般的なお弁当のようにその日に食べたいものが食べられないことや、届くまでに一定の時間がかかること、長く利用するとメニューに飽きが来ることがあります。また、サービス利用に入会費や年会費がかかったり、食品スーパーのお弁当に比べると割高になるケースもあるため、日常生活の中でも必要なときに都度利用するのが良いでしょう。 

おススメしたい冷凍弁当のサービス事例3社 

nosh(ナッシュ)

https://nosh.jp/ 

料金:1食税込599円、初回300円オフ 

運営会社:ナッシュ株式会社 

自社のシェフと管理栄養士が共同でメニュー開発して、すべてのメニューが糖質30g以下、塩分2.5g以下に設定された宅配サービス「ナッシュ」。ヘルシー・糖質制限の食事やスイーツが、数十種類のメニューから自由に選べるのが特徴で、スイーツなども充実しています。販売数は5000万食を突破しています。 

ワタミの宅食 

https://www.watami-takushoku.co.jp/ 

料金:4食税込2400円~ 

運営会社:ワタミ株式会社 

専任の料理人と管理栄養士が食材選びから献立つくりまで、美味しさにこだわったメニューになっています。冷凍総菜はおかずのみですが、お試しでは三菜の1食辺り390円、五菜は同490円から。バランスが良く、飽きがこずに長く続けられるのも特徴です。 

まごころケア食 

https://magokoro-care-shoku.com/ 

料金:14食セット税込3,630円~ 

運営会社:株式会社シルバーライフ 

忙しい毎日でも、栄養バランスの取れた健康的な食事をしてもらうことを目的としている冷凍弁当サービス。ビジネスパーソンや家事・育児で多忙を極める主婦の方などを対象としているので、レンジで温めるだけの簡単調理できるのが特徴です。 

ダイエットや身体つくりにも活用 

従来は、冷凍弁当は簡便さが利点になっていましたが、冷凍技術の進歩もあり、食卓でお店の味を楽しみたい、あるいは地域の特産品をお取り寄せしたい、といったニーズにも対応できます。有名フレンチのシェフが監修した料理や特定の地域でしか食べられないような料理も、これまで以上にお自宅で楽しめるようになるでしょう。 

また、近年は健康志向の高まりから、栄養バランスのとれた冷凍弁当の人気が急上昇しています。ダイエットや身体づくりのために活用する人も増えています。動物性食品を極力とらないヴィーガン志向のニーズや、無農薬・無添加など身体にいいものを取り入れたいニーズも冷凍弁当で対応できるため、冷凍弁当の可能性は今後も広がりそうです。 

関連記事 

■「ヴィーガン」と「ベジタリアン」の違いから、今注目のプラントベースフードまで徹底解説! 

https://shokubiz.com/maker/3903/ 

■食品ロスを減らし販売機会を増やす。賞味期限を延長する3つの方法 

https://shokubiz.com/maker/3200/ 

■伸びる冷凍食品の自動販売機需要!食品メーカーにとってのメリットとは?企業の事例もご紹介 

https://shokubiz.com/maker/2485/ 

この記事のライター

ショクビズ編集部

ショクビズ編集部

株式会社丸信が運営するフードビジネスのためのお役立ちメディア。
広報・プランナー、マーケターなどが集っています。
フードビジネスに関わるニュースやお役立ち情報を幅広く発信していきます。

企業の主な実績

オリジナルシールの企画・作成 10,000社以上

オリジナル紙箱・化粧箱・パッケージの企画・作成 11,000製品以上