狭き門!?日本初、機能性表示食品で「免疫機能」受理
「プラズマ乳酸菌シリーズ iMUSE」キリンより11月下旬から販売開始へ
日本で初めて「免疫機能」で受理された機能性表示食品は、キリンホールディングス(株)、キリンビバレッジ(株)のプラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)を使った商品です。11月下旬にも販売開始されるこの商品、気になっている方も多いのではないでしょうか。
▼プラズマ乳酸菌シリーズ iMUSE
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ラベルの機能性表示の書き方
表示しようとする機能性 |
本品には、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)が含まれます。プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。 |
一般的には、関与成分と機能性のみが表示されますが、今回の表示には、機能性(赤文字)に加え作用機序(青文字)も記載されている珍しい例です。
現象的な結果を表示
消費者庁の認める免疫訴求の考え方は限定的ですので、“単一的なものを以って身体全体の免疫機能が改善した”という様な事を機能性として上げても認められません。
機能性表示食品データベースを見ると、キリンは機能性の主な結果として体調に関する全身の自覚症状(全身倦怠感、寒気、熱っぽさ、総合的な臨床症状、体調または疲労)と体調に関する特定の部位の自覚症状(くしゃみ、鼻汁、鼻閉、のどの痛み、せき、頭痛、関節痛または筋肉痛)の現象的な結果を上げる事で全体を捉えていると考えられた事が突破口だった様に思います。
今回の件で、免疫機能に関する届出が増えつつあるようですが、認可はそう容易ではない狭き門のようです。
この記事のライター
ショクビズ編集部
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