「なりわい再建支援補助金」を申請する際に必要な書類| ショクビズ!

災害が起きる前に「図面」「写真」の準備を! 事前の補助金対策で申請容易に

公開日:2021.06.11 更新日:2024.09.11
ライター:ショクビズ編集部

九州では例年より20日ほど早い梅雨入りとなり、昨年と比べると27日も早い梅雨入りとなりました。1か月も早い梅雨入りに驚いた方も多いと思いますが、この時期に心配なのが水害。九州では3年連続で豪雨被害が発生していることから、今年も懸念されるところ。過去2年、被害に遭っていないからといって今後も遭わないとは限りません。備えあれば憂いなしということであらゆる側面から水害対策は必須です。今回は、補助金の観点から、水害被害に備えてすぐに準備できる対策について紹介します。

災害復旧には「なりわい再建支援補助金」

災害に活用できる補助金は主に2つ、「なりわい再建支援補助金」と「小規模事業者持続化補助金(豪雨型)」があります。「なりわい再建支援補助金」は被害に遭った機械や設備を復旧させるためにかかる費用を補助するのに対して、小規模事業者持続化補助金(豪雨型)」は、復旧した後に、事業を継続あるいは発展させていくための新たな設備や販促にかかる費用を補助します。もちろん、この2つの補助金を併用することも可能です。今回は主に「なりわい再建支援補助金」について触れたいと思います。

災害が発生して被害を受けた後、「なりわい再建支援補助金」を申請する際に必要な書類として、社屋や工場の「平面図」や「立面図」といった図面があります。実際にどのような被害があったのかを証明するための図面ですが、被害状況を理解してもらうためには、被害前の平常時の図面も重要となります。ビフォー・アフターを比較することで災害状況を証明することが容易になるのです

手書き図面も有効、写真でより正確に記録

実は、この図面がなくて申請につまずく例が少なくありません。中小企業の場合、その多くが被災前の正しい図面を持ち合わせていないのが実情だからです。図面がないと、記憶を辿りながら立面図や配置図を手書きすることになりますが、曖昧な記憶で手間取ってしまうようです。

そこで、大事なのが、図面の事前準備。「平面図」や「立面図」のほか写真でも記録しておくことで、より正確な情報となります。図面は、建築士や土地家屋調査士などの専門家にお願いして作成するのが確実ですが、ご自身による手書きでも書類としては十分に有効です。お時間があるときに計測および写真撮影を行ってみてはいかがでしょうか。

詳しくは各都道府県のホームページ等をご覧ください。

福岡県HP「なりわい再建支援補助金について」
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/r2nariwai.html

《図面の例》※福岡県HPより

なりわい再建支援補助金」について動画で解説!

上記の説明では難しいと感じた方へ、解説動画を作成しましたので是非こちらもご覧ください!

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株式会社丸信 補助金コンサルタント 福永晃大

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